年度末なので...見たアニメ・コミック・本・ゲーム・映画の総括

2015年度も終わりに近いです。※年末ではなく年度末。
年末に書き溜めつつもまとまりきらなかった
「一年間で読んだ&見たアニメ・コミック・本・ゲーム・映画 総まとめ」
を備忘録として記します。一年間といっても2015年発表は数作品くらいしかないですが。
注:完全に主観&ややネタバレな感想です。各画像はamazonサイトから引用してます。


▼アニメ

・少女革命ウテナ

⇒今更ながらに全編を鑑賞。
お耽美な世界観とシュールなシナリオで演出や音楽が革新的、かなりアバンギャルド。
アニメの絵柄はさいとうちほの漫画より好き。特にアンジーのエロさったらない。女の業のようなものを感じる。ジュリさんの片思いの少女の性根の悪さもなかなか面白かった、江古田ちゃんでいったらまさに猛禽類。


・魔法少女まどかマギカ

⇒前評判が異常なまでに良すぎた反動か、面白いことは面白かったけど、想像以上ではなかった。何度も何度もバッドエンドからループして改良を重ねながら戦うっていうプロットは「ひぐらしの鳴くころに」で一回見て、そのとき非常に感心したので今回は感動がちょっと薄いかなぁ。女の子同士がべたべたしてるのも大きいお友達のウケをねらってんのかという疑いが頭をかすめてしまった。一番感心したのは、魔女の空間の作画!センスがきれっきれでちょっとあの絵の発想はすごいと思う。感性がすごい。


・俺物語!!

⇒2015年のベスト作品!こんなに観た後気持ちよくハッピーになれるアニメはなかなかない。全話ハズレ回なし、面白く笑えて、心温まる。武雄の人としての魅力爆発。スナも武雄大好きだし。冷静に見るとあざといと言えなくもない大和さんも、ただただ可愛く、いい子に見える俺物語マジック。作者の描き方のおかげだろうなーいい作品だったー素直に感動したー本当に。


▼コミック

⇒声を出して笑った。口はすごい悪いがみんな根はいい女性。美人だし実際いたらモテそう。読後、影響を受けリアルライフで口が悪くなった気がする。


・賭博黙示録カイジ

⇒カイジのファッションが好きじゃない。あのジャンパーとか。あとルールを深く理解するのが二・ガ・テ。絶対運命黙示録とはかなり違うテイスト。


・31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる/御手洗直子

⇒作者の方の婚活のお話に引きつづき今度は旦那さんサイドのお話。タイヘンだわ~まじで...と気の毒になった。


・天衣無縫/伊月 慶悟・地引 かずや

⇒ドラマ化できそうな話(なってる??)。どの話をとってもつまらなくない。すごく面白いこともないが。気づいたらずっと読んでいるという。


・ピースオブケイク/ジョージ朝倉

⇒主人公の気持ちは部分部分ですごくよくわかるものの、破局後のあまりのダメ人間ぶりに好感が持てない。恭ちゃんも全てにおいて中途半端さがあって好きじゃない。そんな恭ちゃんに依存気味のあかりもどうかと思うしみんなあまり好きではない。絵はすごく綺麗で芸術的。



・溺れるナイフ/ジョージ朝倉

⇒前半はすごく面白かった。中盤〜後半~ラストにかけては辛いというか重いというか、正直あんまりおもしろいというかんじではなかった。暗い…


・美悪の華/檜垣 憲朗、 倉科 遼

⇒なんか全編通してほのかに笑える。絵も話も非常に濃ゆい。


・月虹 セレス還元/水樹 和佳子

⇒アジテーターとか世界感の設定とかのセンスはいいのに、ストーリーとしては壮大すぎるゆえか結局わかりづらかったかも。画風は萩尾望都的でストーリー展開は竹宮恵子的というかんじ。同じような破滅的ラストを迎えたアンドロメダストーリーズを思い出した。アンドロメダストーリーズの原作者は光瀬龍なので百億の昼と千億の夜の人と同じ。カタストロフィかつ悠久の宇宙、なラストである点が共通してる。70~80年代のSFの破滅志向がしびれる。新井素子のテイストともどこかで通ずる気がする。


・特攻の島/佐藤 秀峰

⇒素晴らしい画力と表現力。表紙の似顔絵でどんどん主人公の内面が変わっていく様がわかる。
死ぬ意味と生きる意味は同義ということ。死ぬ意味を見つけた時に初めて生きられるということ...真理。すごく感動して太平洋戦争についての実際の動画や資料を見まくってしまった。涙。


・新ブラックジャックによろしく/佐藤 秀峰

⇒前作ではずっとにえきらなかったカップルが別れてあーよかったよかった、とすっきり。臓器移植についての知識を得た気持ち。


・銀牙-流れ星 銀-/高橋 よしひろ

⇒ハートが熱くたぎる。なにこれ!犬なのに!!と衝撃を受けた。じぶんちの犬が巨熊と対決するとか言い出したら泣いて止める。赤カブトがとにかく怖い。ガンバの冒険のノロぐらいには怖い。


・銀牙伝説WEED/高橋 よしひろ

⇒初代よりさらに面白くパワーアップ。途中から参戦する初代の戦士たちが皆現役で活躍するのが嬉しい(犬の寿命を考えると無理はありつつも)。特に忍犬の赤目は今作ではより活躍してる気が。そしてみんなとっても渋い。
"犬生"とかいてじんせいとよむのがツボ。
トラブルメーカー白銀狂四郎と、こども好きの霞岳の魔王モスがお気に入りキャラ。


・イタズラなkiss/多田 かおる

⇒琴子は殺意を抱くレベルのドジッ娘だ。


・アリエスの乙女たち/里中満智子

⇒ほんとに高校生か、こいつら。発言に重みがありすぎる。里中満智子って確か学生デビューしたんだよなぁ...これを書いたのも20代なかごろかぁすごいなぁと感心した。


・あすなろ坂/里中満智子

→江戸末期〜太平洋戦争終結までの大河ドラマ。会津藩武家出身の一人の女性を軸に、その娘達や周りの女性たちの「女の生きざま」を描いている。各巻心に残るセリフがあった。登場する女性たちの潔さであったり生き方への誠実さが光っていた。


・DEATH SWEEPER/きたがわ 翔

⇒なかなか興味深い。つられて特殊清掃員のブログを閲覧してみたりした。腐敗臭とは…と想像してしまった。死ぬこと=ぜんぜん綺麗じゃない。というリアルさが描かれているので良書。


・笑う大天使/川村泉

→大島弓子に佐々木倫子的ギャグ要素を濃厚に加えた感じで結構かなり好き。ふわふわしているようで辛辣、そしてじんわりくる。


・グラップラー刃牙/板垣恵介

→濃い濃い!濃い!!えぇ、ええぇぇ~???!!という衝撃的なシーンが唐突に頻発するので読んでて気が抜けない。名セリフだらけでツッコミが追いつかない。


▼本

・ロリータ/ウラジミール・ナボコフ著

⇒文学的な変態紳士の私小説風。犯罪を犯してまで愛さずにはいられないような人間性を携えていない、どこにでもいるませたギャル的なロリータになぜそうも執着を?はたから見た気持ち悪さでは痴人の愛に勝るとも劣らず。


・ジェントルマン/山田詠美著

⇒変態が変態を愛しすぎている小説。


・漂流/吉村昭著

⇒アホウドリがおいしそう。


・夢十夜・文鳥/夏目漱石著

⇒夢十夜:脈略のない話が多く読んだそばから内容が抜けるところがまさに夢っぽい。文鳥:夏目漱石は扱いづらいおじさんだ。


▼ゲーム(スマホアプリ)

・彼女は最後にそう言った

⇒ADVゲーム。とってもよくできてる!任天堂ゲームさながら。シナリオも感動するし、ゲーム性も仕掛けが多く難易度もほどよく、ほんとによくできてる。これが無料だなんてほんとに感心。



・Angel Whisper

⇒サウンドノベルタイプのADVゲーム。不思議な世界観。リリースはけっこう昔のようすで時代先取り感がある。キャラ作画が萌え系じゃなく写実的なところが好き。やや新興宗教チックな世界観が気になるけど飯田譲治のNight Headっぽくもあり(懐かしい)。


▼映画

・フューリー

⇒ふつうに面白かった。ブラピが脱いだらあまりのマッスルに視線がくぎづけ。ドイツ戦車つよい!ドイツという国も良くも悪くも日本的なマッドネスを感じる。


・冷たい熱帯魚

⇒すさまじく血みどろな映画だった、けどでんでんの演技はすばらしい。



以上、長かったですがまとめ。
ジャンルと時代が入り乱れています。

紹介というより感想の羅列ですがこれが今年度の記録となります。
みんな味があって面白かったです★